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2007年7月27日 (金曜日)

封印歌謡大全その後のその後

やっと先日の録音を聞いたところです。
うわさでは聞いてましたが、ブラインドバードはかからなかったみたいですねえ。
予告していたもののいくつかがやはり放送自粛されてしまったようでした。
これはかなり前にも紹介した著書「放送禁止歌(森達也著)でも触れていた話で、1959年に民放連が制定した「要注意歌謡曲指定内規」は1981年まで実際に存在していたそうです(どうもこの内規が制定されたきっかけが当時の主婦連による、「練鑑ブルース」1959年への抗議だったらしいのかどうかわかりませんが、これは当時の法務省が珍しくコメントをだしたらしいです)。
戦中は国からこの唄はけしからんといことはよくあったそうだけど、民間からの抗議で好ましくないといわれるようになった初めてのパターンとのこと、1981年以降は各放送局の自主的判断にゆだねられるようになったのはずなのですが、いまだにこの内規の空気を引きずっている感があるようだと番組のプロデューサーもおっしゃってましたね。放送禁止など決めてないとは言いながら、TBSのレコード室で禁止とハンコが押してあるシングルを石橋さんが見つけたそうだ。(なんと言う矛盾)
ブラインドバードの件を見るとやっぱり何も変わっていないのだなあと思ってしまいます。(多分先日のK泉さんの発言があったからだと勘繰ってしまうのですが)
やっぱりいつの時代になっても「面倒くさいこと」は避けられるのですね。そういえばNONFIXで岡林信康さんの「手紙」が初めて放送されて以来、さっぱり聞かれなくなってしまったいるのも、やっぱりそういうことなのかなあ。歌やゲームのフィクション世界の産物であるものが妙な規制されて、生まれ変わりだとか前世と幽霊がどうのとかかいう話が規制されてないってなんかおかしいよなあと思う、今日この頃です。

放送曲リスト(少しでも流れた曲は一応乗せておきます)
1.夢去りぬ ビック・マクスウェル 1937
(戦中なので、洋楽は禁止だったらしいでのでドイツからの輸入盤ということで売られていた同盟関係だったから)
2.別れのブルース 淡谷のりこ 1939
(曲が暗いのと、退廃的なムードの曲だったのでダメだったらしい)
3.忘れちゃいやよ 渡辺はま子 1936
(イヤよ~という言葉が(歌い方も)お色気路線だとのことでダメ)
4.檻のなかの野郎(練鑑ブルース) 守谷浩 1959
(当時の主婦連が「練馬鑑別所」=不良をイメージさせ、軍歌を髣髴とさせる曲調でよろしくないと抗議活動を行う。当時の法務省も「よろしくない」と見解をだしたらしい)
5.関東流れ唄 渡哲也 
(やくざという反社会的な行動や人間のことを美化する歌はよくないとのことらしい)
6.びっこの仔犬 加山雄三 1972
(びっこ(片足を不自由でひきずっていること)が差別用語なのだそうだ、曲はまったくこの言葉とは関係ない曲です。むしろ、仔犬に愛情を注ぎたくなる歌だ。いまだ未CD化)
7.手紙 岡林信康
(本来は部落・差別問題を提起する歌のではずですが、いつの今にか部落から抗議が来るかもすれないからと先回りして放送局が自主規制してしまった)
8.金太の大冒険 つボイノリオ 1975
(これは有名w)
9.シンボルロック 梅宮辰夫 1970
(そのものを歌にしてしまったから、と、ヒモという反社会的な行為を良く描いているからでしょうか?)
.ブラックマジックオールドマン 海援隊 1975
(輸入されたポルノ雑誌のヘアーの部分をマジックで塗っている人のことを茶化して歌ったことから、職業差別だと言う話に展開したらしい)
10.丸の内ストーリー 畑中葉子&ビートたけし 1982
(歌の前のセリフがどうもいけないらしい。初めて聞きましたけど、サイテーだわこれw)
11.放送禁止歌 平山和彦 1972 (残念ながらセカンドプレス以降の音源ぽい)
(放送禁止というタイトルが要注意歌謡曲指定内規をおちょくってるからということらしい)
12.銃を取れ! 頭脳警察 1972
(これは時代が悪すぎたとしかいいようがないですね、連合赤軍の浅間山荘事件がらみでしょう)
13.エイトマン 克美しげる 1963
14.さすらい 克美しげる 1964
(歌手本人が殺人事件の当事者という前代未聞のパターンです)
15.返しておくれ今すぐに フランク永井 1964
(某誘拐犯のためだけに製作された歌。この5ヵ月後事件は急展開を迎え・・・)
16.不如帰 村上幸子(現在リメイク版が出ている模様) 1989
(これも誰がはじめに言ったのかはさだかではないけれど、「泣いて血を吐くホトトギス」のフレーズが昭和天皇の病状を連想させるからということらしい。このことが原因かわかりませんが、紅白の出場候補にまでなっていましたが、村上さんだけが落選した)
17.サマータイム・ブルース RCサクセション 1998
(当時の発売元東芝EMIの親会社の東芝が日本国内で稼動中の原子力発電所の約6割強に関与していたためだとされています。新聞広告の「素晴らしすぎて発売できません」のコピーが強烈でしたね。私も当時見ましたのでよく覚えています。中越地震の影響で柏崎原子力発電所内で炉心棒を保存しておくためのプールから微量の放射性物質を含む水がこぼれ、その水が海に流れ込んだことが問題になりましたね。この曲をかけるならブラインドバードもかければよかったのになあ・・・)


参考までに民放連審査基準(制定当時だとおもいますが)の一例をば
「男女の性的特徴を扱い、品位にかけるもの」「不順な享楽を扱い、秩序を損なう」「下品、愚劣で不快な印象を与える」「退廃的」などだそうです。

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コメント

阿久悠さんが亡くなられました・・・
三十路のワタクシにとってはピンクレディーや沢田研二さんのソロ(「サムライ」いいね)などが印象深いですね。舟歌も大好きですよ。
彼がモップスのブラインド・バードの楽曲解説があったりするので、ナイショでここに

「この作品はやはり愛の追求をテーマとしております。ブラインド・バード、つまり目の見えない小鳥にあくまでも愛を求めてやまない弱い人間性を置き換えて、限りなく続く闇の世界に手をさしのべるがごとき、とらえどころのない哀しい愛の世界を表現しています。この2作品とも、日本で初めてのサイケデリックサウンド作品として注目されると思います。」少なくとも、モップスの「サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン」の76年の再発盤まではこの曲が入っていたと思います。
決して彼が差別的意図でこの言葉を使ったことではないということを、わかって欲しいなあと思いますが・・・

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TBSラジオ特別番組『TABOOSONGS〜封印歌謡大全』を聴きました。抗議や自主規制などにより発売中止・放送禁止となったいわゆる「放送禁止歌」をラジオ特番で一挙放送するというものです。宇多丸さんが司会進行役ということで聴かぬわけにはいきません。Podcastのズルズル感...... [続きを読む]

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